出会い系サイト・マッチングアプリで気を付けるべき詐欺の手段と対策
出会い系サイトやマッチングアプリは人と出会うために登録しますよね?
しかし、それを利用しお金儲けをする詐欺グループがいるのも事実です。
自分は絶対に詐欺に会わないと思っていても、知らず知らずのうちに詐欺の罠にハマってしまう可能性もあります。
出会い系サイトにどんな詐欺があり、どんな手口でその詐欺の対策を知っておけばそんな心配もありません。
この記事では出会い系サイトやマッチングアプリの詐欺の見分け方とその対策についてご説明いたします。
この記事を書いた人
「既婚者が出会いを求めるのは間違っている?」運営のあおいです。出会い系サイトの使用歴は10年以上になります。既婚者同士の出会いの方法を普段は執筆しています。
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出会い系サイト・マッチングアプリとは
出会い系サイトとマッチングアプリはどちらも出会いを目的にしています。
昔の出会い系サイトは国からの規制などはなく、身分証の提示も必要ではないので、詐欺グループが多く存在していました。
しかし、近年は国の規制も厳しくなり、優良出会い系サイトと裏出会い系サイトの二極化がすすみ、今に至ります。
裏出会い系サイトは国への届け出もしておらず、通常18歳未満は出会い系サイトの利用は法律で禁止していますが、身分証の提出が必要ないので、18歳未満の人でも利用できてしまいます。
補足ですが、18歳未満の男性・女性問わず身体の関係をしてしまった場合、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律により買春側は5年以下の懲役または300万円以下の罰金です。
社会的地位も失いかねない問題に発展するので、18歳未満の相手とはそういう関係にならないことが賢明だと著者は思います。
マッチングアプリとは出会い系サイトと同じ、出会いを求める目的に利用します。
どちらかというとピュアな路線で、本当に恋人が欲しい人・結婚相手を探している人が利用している事が多いです。
マッチングアプリの特徴はサイトではなくスマホにアプリをダウンロードして利用するものが多く、また、出会い系サイトは都度課金制が多いですが、マッチングアプリは月額定額制がほとんどなのが特徴の一つです。
出会い系サイトは比較的ライトな出会い、マッチングアプリは結婚を前提な出会いと区分けするとわかりやすいてお思います。
もちろん双方逆のパターンも存在します。
運営側の詐欺
運営側の詐欺とは100%国へ運営の届け出をしていないいわゆる裏出会い系サイトです。
ほとんどの場合は、無料で利用できて年齢制限ないでエロ目的を謳っていますが、実はここにからくりがあります。
そこのサイトでは無料ですが、外部連絡先に誘導され、高額請求をされることがほとんどです。
また、やりとりしている男性・女性はイケメンや美人が多く、SNSなどで写真を拾ってきて、なりすますパターンが多いです。
また、裏デリヘル業者もこういうサイトに絡んでいて、こちらも国への風営法の届け出はしておらず、未成年だったり、外国人の相手だったりと、自分が予想していないような相手が登場し、金銭の要求をされます。
写真とは全くの別人が来るのでご注意ください。
優良出会い系サイトでも裏デリ業者は結構遭遇します。
運営会社自体の安全性を確認
運営自体が詐欺サイトかをまずは確認しましょう。確認の仕方は凄く簡単です。
ネット上に代表者・所在地が掲載されているか
まずは運営会社をネットで検索し、運営会社の代表者名・所在地が記載されているか確認してください。大体の優良サイトは公式サイトの下の方に記載してあります。
国への申請をしっかりしているか
国への届け出をしなければ出会いサイト・マッチングアプリは運営できません。
- インターネット異性紹介事業届出
- 公安委員会認定番号(各都道府県)
- 第二種電気通信事業者届出済
- 商標登録
運営履歴は長いか
運営履歴が長いサイトも安全性の指標の一つになります。10年以上運営期間があれば、それだけ今まで詐欺行為などがなかったことになり信頼性が高くなります。
主な詐欺の種類
出会い系サイト・マッチングサイトで多発する詐欺の一覧と対策をまとめました。
結婚詐欺
結婚詐欺は類義語で婚活詐欺や恋愛詐欺ともいい、どの言葉でも同じだと考えています。
結婚詐欺とは結婚する気もないのに言葉巧みに近づいてきて、お付き合いすることになります。
その後、結婚を匂わせ金銭を請求してきます。少額から始まり徐々にエスカレートしてくことがほとんどです。
女性の写真は設定なしかもしくはキレイ系・清楚系が多いように思います。
写真が未設定の場合は男性の好みに合った女性を会うときに設定してくることが多いです。
男性の写真は好青年のことが多く、起業家や大手の会社などの人が多いです。
結婚詐欺は長期戦になります。信頼関係が築けたなというときに金銭の話をしてくるので、「まさかこの人が・・・」と疑りを入れることなくお金を貸してしまうことがほとんどです。
結婚詐欺に合わない為の対策
いい関係になりすぎて金銭の話になってしまっては断りずらくなります。詐欺の場合は、それが狙いなので、早い段階で以下を確認・実行してください。
名刺をいただく
お付き合いが始まったら名刺を頂くようにしましょう。結婚を前提に付き合っているわけですから、会社名や所在地を教えてくれるはずです。
しかし、結婚詐欺の場合は、名刺をくれない可能性があり、くれても架空の会社やなりすましの可能性があります。
自分の名前ではなく匿名で電話して在籍しているか確認してみるといいでしょう。
写真を撮る、一緒に撮る
早い段階で一緒に写真を撮りましょう。写真をとっておくことにより、いざ詐欺にあったときに相手の写真を警察に提出可能で、早い解決が可能だからです。
ですから結婚詐欺をしている相手は写真を撮りたがらない傾向にあります。
実家に連れて行ってもらう
もう結婚が近いような段階になって金銭の要求があった場合は、貸す前に実家に行くことをおすすめします。
ただし、両親は他界していると言われる可能性もあるので注意が必要です。
ロマンス詐欺
ロマンス詐欺とは主に女性に外国人がアプローチしてきます。ロマンス詐欺は結婚詐欺と変わりません。相手が外国人なだけです。
外国の方はジェントルマンな方が多く日本の男性にない魅力があります。ですから女性は意外と引っかかることが多いのです。
ロマンス詐欺に合わない為の対策
外国の方とはやり取りしないのが一番です。
もし、外国の方と淡い想いをしたいのであれば上記の「結婚詐欺」の対策をしてください。
ぼったくり
これは昨今歌舞伎町でも注意突起として、商店街が放送しています。
飲みに行きましょうと誘われます。出会い系サイトで出会って飲みに行くことは少なくないですが、ぼったくりバーなどに誘導され、多額の請求が来るパターンです。
主に男性が被害に会います。
奇麗な女性から飲みに行きましょうって誘われたら男性心理から断る理由なんてありません。
ですから、ぼったくりは結構被害が多いです。しかも微妙な値段の詐欺なので泣き寝入りする人がほとんどです。
また、既婚者の場合は、家族や友人知人に相談できない可能性も高いです。
ぼったくりバーは、居酒屋のような注文明細の入ったレシートはありません。ですから証拠が残らないのです。
ぼったくりに会わない為の対策
ぼったくりに会わない方法は非常に簡単です。出会い系サイトで意気投合し、飲みに行く話になったら、相手から指定された場所やお店を拒否し、自分で店を選定するだけです。
ぼったくりは掲示板でも募集していることが多いので注意が必要です。
デート商法
デート商法とは結構昔からある詐欺で商品の購入をねだられ、買ってあげてしますことです。最近では匿名で利用可能な出会い系サイトやマッチングアプリで詐欺を行うことが増えています。
デート商法の特徴は美形の相手が多く、結婚詐欺のように長期に騙すのではなく、恋人の段階で実行されます。
デート商法とは主に物を売りつけてくることで、宝石や美術品などがそれにあたり、等価で売却可能な高価な物をねだられることが多いです。
商品を買ってしまった瞬間から連絡が取れなくなることがほとんどで、中には欲をかいて何個も買わされることがあります。断るのが苦手な人などは被害が拡大することが多く、なかなか被害に会っていることに気づかないことも多々あります。
また、デート商法のターゲットになりやすい人は、恋愛経験の少ない人が多いです。
相手はイケメンや美女が多いのが特徴です。
デート商法に会わない為の対策
まず出会い系サイトで、自分のような年齢も行っている未婚者にイケメン・美女から連絡が来た時点で怪しんでください。
会ってみるのもいいですが、相手が指定してきた場所以外の場所がいいと思います。
指定してきた場所から急に一駅違う場所にしてみるのもいいです。
なぜかというとデート商法は一人でやっているのではなく、小規模なグループである程度計画を練って実行します。
ですから、場所を指定してきたら、急に違う場所にされるのを嫌がります。段取りをしていたにも関わらず、当日急な場所の変更は失敗リスクが上がるのでデート商法グループは非常に嫌がるでしょう。
たかが一駅違う場所でも詐欺グループには非常に有効手段です。
高価な物をねだられた時点できっぱり断って撤退しましょう。
相手はイケメン・美女が多いです。仲良くなってきたので、お付き合いできるかもと淡い気持ちは高価な物をねだられた時点で撤退するのがおすすめです。
ねずみ講・マルチ商法
ねずみ講とマルチ商法は似ていますが、少し違います。
ねずみ講とは会員を増やすことにより配当金を得ることができます。配当金目当てでたくさんの友達や知人を紹介してしまいます。会費があるので、会員は少しでも多くの人を紹介したいので、出会い系サイトも利用対象になってきました。
マルチ商法とはねずみ講に似ていますが、こちらは商品のことを言います。
ねずみ講は非合法、マルチ商法は合法のことが多いです。
ねずみ講・マルチ商法に合わない為の対策
まず始めに出会い系サイト・マッチングアプリ内で儲かる話が出た場合は即ブロックでいいと思います。
サイト内でそういう話が出てこなかった場合でも会って儲け話やパンフレットを出し始めた場合は、高確率でねずみ講・マルチ商法です。
うんうんと話を聞いてその場を立ち去りましょう。ラインなどの外部やり取りの交換をしてしまった場合は、ブロックし、連絡が一切できないようにしましょう。
投資詐欺
投資詐欺で最も多いのが「ポンジ・スキーム」という手口です。
元本保証、完全無リスクという謳い文句で資金を集め、年利10%~20%という高利回りで、人を集め、運用もせず横流しするのがポンジ・スキームという詐欺です。
ノーリスクで確実に儲かるからと出資を持ちかけてきます。昔からあるこの詐欺は実際に配当金を得ることで信頼し、更に多くの資金を出資したり、知人を紹介したりしてしまいます。
しかし、ある程度出資者が増え、手元の資金が増えたところで音信不通になって姿を消してしまします。
配当金を貰っていたので、姿が消えるまで詐欺とは気づきずらいのがのこのポンジ・スキームです。
その他にもFX投資や仮想通貨・株式投資などがあります。
投資詐欺に合わない為の対策
出会い系サイトで「投資」「儲かる」というキーワードが出た時点でやめましょう。
出会い系サイトは人と人との出会いの場です。これほど単純な世界でお金儲けの話はないでしょう。
まとめ:出会い系サイト・マッチングアプリで気を付けるべき詐欺の手段と対策
出会い系サイトやマッチングアプリには様々な人が登録し、出会いの場として使っていると思います。そんな多くの人が集まる場として、詐欺グループも手軽に参加できるということで多くなってきました。
しかし、出会い系サイトでの詐欺は見分けることが可能です。
被害に合わない為にも用心に用心を重ね、この記事で書いてあったことを頭の片隅に置いておいてくささい。
また、詐欺ではないですが、被害者も多くいると思う「キャッシュバッカー」と「援デリ業者」についての記事もありますので、併せてご覧ください。